恵比寿屋喜兵衛手控え (講談社文庫)



恵比寿屋喜兵衛手控え (講談社文庫)
恵比寿屋喜兵衛手控え (講談社文庫)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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物足りなさ

時代物が読みたくて購入しましたが、少々期待はずれでした。
主体となる公事宿についても、旅籠との違いが少し曖昧というか、
様々な役割の部分をもう少し説明して欲しかった。
公事宿の存在を知らない人が読むと、少し分かりづらいように思います。
文化や場所の説明にしても、どうも痒いところに手が届かないというか・・・。

物語自体にも、江戸の活気に溢れる生活感が描ききられていないのでは。
現代劇でもできることを、ただ江戸時代に移しただけと言えなくもないような気がします。
直木賞受賞作ということで期待していただけに、評価は3と、低くなってしまいました。
江戸時代のサスペンス

この時代の部屋の明るさや夜道の暗さが伝わってくるのはもちろん、その闇に潜んでいる何か恐ろしいもの、人の情念とか静かに恐いなーと感じる。
丁寧でやさしい文体は読み手を惹き付けてやまない。
でも、全編が恐い調子と言うわけでは無い。
江戸深川辺りの庶民の暮らしぶりが手に取るようにわかって面白い。食事のこと、夜遊びのこと、お金のこと。江戸時代って楽しかったんだ、とつくづく思う。



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